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Vol.60 女性は中年期の体重が糖尿病予防のキーポイントになる

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オーストラリア・クイーンズランド大学のG.ミシュラ博士らの研究で、中年期にBMI値が高いと、その後糖尿病を発症しやすく、中年期以後の体重増は糖尿病の発症に影響しないことがわかりました。博士らは7,239人の中年女性(調査開始時点で全員45~50歳)を8年間にわたって調査しました。その結果、調査開始時点でBMI値が25以上だった女性は、8年後に2型糖尿病を発症する率が非常に高く、BMI値が35以上だった女性は、24以下だった女性の12倍もの発症率を示しました。また調査開始時点のBMI値が発症率と大きな相関を示したのに対し、調査開始後数年間の体重増によるBMI値の変化は、発症率に影響しなかったそうです。博士らはこの研究結果から、中年期に達するまでは太らないように予防することが重要であり、それはわずかな運動と少しのカロリー制限を心がけるだけで可能であるとし、すでに中年期で太っている人は非常に危険な状態にあると注意を促しています。
Diabetes Care 2007年6月号
by womanhealth-lab2 | 2008-01-01 22:57 | 海外の医療健康情報
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