塩素消毒した水を使用すると、発がんリスクが高まる!?
スペイン・バルセロナの市立医学研究所、C.ヴィラヌエヴァ博士らの研究によると、塩素消毒をした水を飲んだり、風呂やシャワーで使用したり、塩素消毒水のプールで泳いだりすると、膀胱がんのリスクを高める可能性があるということが明らかになりました。博士らの研究チームは、膀胱がん患者1,219人と、膀胱がんにかかっていない人1,271人を対象に、塩素消毒水の飲用、風呂、プールなどの利用状況を調査しました。その結果、塩素消毒水を日常飲用していた人は、そうでない人より35%、塩素消毒水のプールを利用していた人は、利用していない人よりも57%、膀胱がんのリスクが高いということがわかりました。このことは、塩素消毒水を飲用として摂取した時ばかりではなく、皮膚から吸収された時も有害であることを示唆しています。これについて博士らは、塩素消毒の副生成物である「トリハロメタン(THM)」が、発がんリスクに結びついているからだと指摘しており、「トリハロメタン」が皮膚や肺を通して吸収される場合は、肝臓の解毒作用を受けないので、より発がんのリスクが増すのではないかと分析しています。 American Journal of Epidemiology 2007年1月号
by womanhealth-lab2
| 2007-04-11 06:46
| 海外の医療健康情報
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