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Vol106.睡眠時無呼吸症候群の治療は血糖値を下げる

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2型糖尿病や閉塞性睡眠時無呼吸症候群の患者は、CPAP療法を行うことで、睡眠中の血糖値が低下することがアメリカカリフォルニア州、スクリップ病院所属のアーサー・ドーソン博士らの研究結果として、12月15日号の『Journal of Clinical Sleep Medicine』に発表されました。

CPAPは肥満や上気道の形、鼻や喉の病気などで、睡眠中に呼吸が苦しくなるタイプの睡眠時無呼吸症候群の治療に用いられるもので、特殊なマスクを鼻に装着して、そこから酸素を送り込むことで、睡眠中に無呼吸になっても、酸素が欠乏しないようにしてくれます。

アーサー・ドーソン博士らは、20人の患者の血糖値の平均は122㎎/dlで、彼らに41日間CPAPの治療を行ったところ、夜間の血糖値が平均102.9㎎/dlまで下がり、個々のレベルで見ると、13~20㎎/dlも、血糖値が低下したことがわかりました。

しかし、CPAPを装着することで、寝苦しくなるのも事実。最初に研究に参加した28人の患者のうち、3人はCPAPを着けるとよく眠れないという理由から、さらに5人がその他の理由から、研究を中断しました。

一方で、睡眠の質、つまり睡眠時間や途中で目が覚めるなどの睡眠障害についても改善が見られましたが、昼間の血糖値の大きな改善は見られず、実験の間、食事制限や食事指導を行わなかったことが影響して、体重が若干増えたことがわかりました。
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by womanhealth-lab2 | 2009-08-02 11:29 | 海外の医療健康情報

Vol105. 嫁、母、妻の役割と心臓病のリスク

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大阪大学の研究によると、義理の親や兄弟、子供と同居する女性は、夫とのみ同居している女性に比べて、心臓病のリスクが高いことが、イギリスの医学雑誌『Heart』のオンライン版で紹介されました。

この研究は、JPHC「多目的コホートに基づくがん予防など健康の維持・増進に役立つエビデンスの構築に関する研究」の一環で、40歳から69歳までの9万987人の日本人を対象に行われました。

1990年~1994年の調査開始時点では、全員が健康状態が良好で、その後10年間のストレスや生活環境、病歴、仕事、性格、運動、食事習慣などのようすを調査しました。

その結果、夫だけと同居している女性に比べて、子供や夫、その親と同居している女性は、2倍も心臓病のリスクが高いことがわかりました。

この原因は、大家族と生活する上で、女性は嫁、母親、妻など複数の役割を担うことを強いられ、そのことがストレスを増大させて、高血圧、糖尿病などのリスクも高めていると推測されるそうです。

しかしながら結果に関しては、もしかすると、本人が病気になったことで、家族の看護を受けていたということも考えられ、サンプル数も少ないことから、今回の結果だけで、この結論を導いて断言することはでないと注意点も書かれています。
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by womanhealth-lab2 | 2009-08-02 11:24 | 海外の医療健康情報