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Vol.92 笑いヨガでストレス解消?

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笑うことが健康にいいことは言い尽くされてきましたが、
ストレスホルモンであるコルチゾールの分泌を減少させ、
血圧も低下させることが、『笑いヨガ(ヨガのストレッチと穏やかな呼吸で笑うエクササイズ)』
を用いた研究で明らかになりました。

『笑いヨガ』は誰でも、どこでもできるもので、会話やユーモアも必要なく、
幸せな気分でなくてもいいそうです。
グループでお互いにアイコンタクトしながら笑いを伝え合い、
本物の笑いにしていきながらヨガのポーズをとってストレッチするというものだと
説明するのは『笑いヨガスクール』のマダン・カタリア博士(ムンバイの医師)。
またこのヨガは、笑うときの呼吸法で、脳や体により多くの酸素を補給し、
心と体に大きな変化をもたらすそう。

2008年アメリカ高血圧学会でのメディア(Heartwire)とのインタビューによると、
『笑いヨガは』1995年にムンバイでたった5人で開始された。
現在は60カ国で約6000人が行っており、笑いながら簡単なポーズを取るだけで
健康にいい結果が現れているという。

調査では、仕事のストレスなどを抱えるインド人の男女200人に、
20~30分の簡単な笑いヨガを行った。
笑い方は通常の「爆発するような短い笑い」ではなく、
45秒から1分間腹式呼吸をするように笑い続けつつ、ヨガのポーズでストレッチを行います。
被験者たちは7種類の笑いヨガを3週間続けました。
すると、被験者のヨガ前後の収縮期血圧が、平均で6.18mmHg下がり、
拡張期血圧も3.82mmHg下がっていました。
ストレスホルモンのコルチぞールの分泌も、ヨガの後では減少していました。

カタリア博士によると、効果的な笑い方は①腹から元気に笑うこと、②長く笑うこと、の2つ。
普通の笑いはほんの2秒ほどで終わってしまうが、健康のための笑いであれば、
長く笑い続けることが大事です。
カタリナ博士は、『笑いヨガ』の笑いは、最初は作られた人工的な笑いですが、笑って幸せそうに振舞うことで、本当に幸せな気分になってくるものだと話します。

(2008年5月14日 アメリカ高血圧学会より)
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by womanhealth-lab2 | 2009-03-04 01:06 | 海外の医療健康情報

Vol.91 乳幼児の発育に関する親の知識不足について

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両親のおよそ3分の1が、自分の子供の年相応の発達に関して知識がないと、
ニューヨークロチェスター大学医療センターのヘザー・パラディ教授が、小児科学会で発表しました。

1万人以上を対象とした、乳幼児の発達に関する調査で、最高ポイントが11ポイントのところ、4ポイント以下の親は、調査対象者全体の31.2%を占めた。

乳幼児の発達に関する知識が乏しいことは、子供の知能を向上させる遊びや行動をするときの、
親子の行動のようすを測定しても、悪い結果を招いていることが統計的に有意だった。

「多くの育児書は、妊娠中に行うべきことばかりが書いてあり、
ひとたび赤ちゃんが生まれてしまうと、子供の発育についてよくわかっておらず、
親がどのように接することで、子供の発育を助けるかについて理解していない親が多い」と教授は話す。

子供の発育に正しい知識を持たない親は、子供の日常生活での行動に対しても不適切な接し方をする危険性があることも博士は指摘する。

しかしこのような乳幼児の発達に関する知識不足が親子関係にどんな悪い影響を与えてしまうかに関する研究はほとんどなく、博士らは10361人の親(98.8%が子供を生んだ母親)の調査を行った。

まず質問は「名前を呼ぶと反応する年齢」や「善と悪の区別がつく年齢」など、
子供の発達に関する試金石になるような11項目。

また子供との接し方については「積み木遊び」などをしながら
子供に物事を教える際の「声のトーン」などについて評価付けを行った。

親の自己報告アンケートは、「本を読んであげるか」「お話を聞かせてあげるか」「歌を歌ってあげるか」などの質問。

その結果、評価が4以下の低い結果を出した親と、収入や教育歴の低さは統計的に有意に相関していた。

この結果から、博士は小児科医が親に正しい乳幼児の発達に関する知識を説明して、
子育てをしながら、子供に対していい刺激を与えたり、
親として正しい接し方の知識を身につけるように指導する必要があることを指摘した。

(2008年5月米国小児科学会より)
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by womanhealth-lab2 | 2009-03-04 01:04 | 海外の医療健康情報