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Vol.68 怒りが慢性の炎症を引き起こす!

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米国・ノースカロライナ州ダーラムのデューク大学医療センター、S.ボイル博士らの研究で、高レベルの敵意や怒り、抑うつの感情を抱いてる男性は、心臓血管障害を引き起こす原因となる炎症マーカーの値が、長期間にわたり、増加し続けていることがわかりました。

以前から、敵意や怒りの感情に支配されやすい男性に、心臓血管障害が多いことは知られてきましたが、メカニズムは明らかではありませんでした。

博士らのチームは、平均年齢50歳の男性313人を被験者とし、敵意、怒り、抑うつ度について1985年に調査を行いました。そして同じ被験者を対象に、1992年、1997年、2002年の3回にわたって、C3、C4と呼ばれる二つの炎症マーカーのレベルを測定しました。

その結果、最も高い水準の敵意、怒り、抑うつ度を示した被験者グループは、1992年から2002年の間に、C3のレベルが最も上昇していることが判明。しかしC4では、そうした心理的な要因との関係は認められませんでした。高レベルのC3は、心臓病、心拍リズムの異常、糖尿病などと関連があることが知られています。

この結果から博士らは、敵意や怒りなどの心理的・感情的要因が、炎症の慢性化を引き起こし、ひいては病気の原因となることが明らかになったとしています。

(Brain, Behavior, and Immunity 2007年8月号)
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by womanhealth-lab2 | 2008-05-28 23:55 | 海外の医療健康情報

Vol.67 炭酸飲料がメタボリックシンドロームのリスクを増大

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米国・ボストン大学医学部のラマシャンドラン・ヴァサン博士らの研究によると、炭酸飲料を飲む習慣のある中高年者は、メタボリックシンドロームのリスクが高くなるということがわかりました。たとえ飲んでいる炭酸飲料が砂糖を使用せずカロリーゼロのものであっても同じことだそうです。
博士らは、1998年から2001年にかけて6,039人(平均年齢52.9歳・男性43%・女性57%)を対象に調査を実施。被験者のうち、調査開始時点では心臓血管障害と診断された人は1人もいませんでしたが、調査終了後、毎日1杯以上の炭酸飲料を飲む習慣のある人は、そうでない人に比べ48%もメタボリックシンドロームである率が高かったといいます。博士はそれまでの研究で、炭酸飲料を飲む人は高カロリー食を好み、食物繊維摂取量が少ないこと、また喫煙者が多いことなどから、そうした要因による影響を除去して再度分析しましたが、やはり炭酸飲料の消費が多い人はメタボリックシンドロームのリスクが高いという結果が出たそうです。しかしながら博士は、この研究はあくまで疫学的データであり、炭酸飲料がメタボリックシンドロームの原因であることを示すものではないとしています。
(Circulation 2007年7月23日号)
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by womanhealth-lab2 | 2008-05-28 23:52 | 海外の医療健康情報