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Vol.60 女性は中年期の体重が糖尿病予防のキーポイントになる

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オーストラリア・クイーンズランド大学のG.ミシュラ博士らの研究で、中年期にBMI値が高いと、その後糖尿病を発症しやすく、中年期以後の体重増は糖尿病の発症に影響しないことがわかりました。博士らは7,239人の中年女性(調査開始時点で全員45~50歳)を8年間にわたって調査しました。その結果、調査開始時点でBMI値が25以上だった女性は、8年後に2型糖尿病を発症する率が非常に高く、BMI値が35以上だった女性は、24以下だった女性の12倍もの発症率を示しました。また調査開始時点のBMI値が発症率と大きな相関を示したのに対し、調査開始後数年間の体重増によるBMI値の変化は、発症率に影響しなかったそうです。博士らはこの研究結果から、中年期に達するまでは太らないように予防することが重要であり、それはわずかな運動と少しのカロリー制限を心がけるだけで可能であるとし、すでに中年期で太っている人は非常に危険な状態にあると注意を促しています。
Diabetes Care 2007年6月号
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by womanhealth-lab2 | 2008-01-01 22:57 | 海外の医療健康情報

Vol.59 減量外科手術をした人はビタミン不足に注意が必要

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米国ノースカロライナ州・ウェイクフォレスト大学医学部のN.シン博士らの研究で、胃バイパス手術などの減量を目的とした外科手術を受けた患者は、まれにではあるが、ある種のビタミン不足のために重篤な脳の病気にかかる可能性があることが明らかにされました。博士によると減量手術を受けた患者が補うべきビタミンは、チアミン(ビタミンB1)だそうです。チアミンの不足によって生じる脳障害はウェル
ニッケ脳症と呼ばれるもので、嘔吐感、眼球運動障害、運動失調、意識障害を主症状とします。シン博士らは、胃バイパス手術などの減量手術を受けた後、ウェルニッケ脳症を発症した32人の患者の経過を調べたところ、術後4~12週で発症しており、多くは55歳以下の女性でした。博士らがビタミンB1を投与した結果、13人は回復しましたが、それ以外の患者の予後はあまり良くなかったそうです。博士は減量外科手術を考えている人に対し、ウェルニッケ脳症を発症することは非常にまれではあるが、術後必ずビタミンB1を含むビタミン類を補うこと、そして吐き気などが起きたら、すぐに専門の病院に行くようにと注意を促しています。
Neurology 2007年3月13日号
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by womanhealth-lab2 | 2008-01-01 22:51 | 海外の医療健康情報

Vol.58 コーヒーを飲むと痛風になりにくい

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カナダ・バンクーバーのブリティッシュ・コロンビア大学と、米国・ハーバード大学医学部の研究チームによって、コーヒーをよく飲む人が痛風になりにくいことがわかりました。研究チームは1988年から1994年にわたり、痛風病歴のない約5万人を対象に12年間、追跡調査しました。12年後には、調査対象者のうち757人が痛風にかかりましたが、その食生活を分析した結果、コーヒーを飲まない人に比べ、一日に4~5杯飲む人で40%、6杯以上飲む人では50~60%も痛風にかかるリスクが低いことを発見しました。
痛風は、高尿酸血症が原因となって関節に尿酸の結晶がたい積することで炎症による激痛を伴う病気で、男性に多く発症し、米国では600万人の患者がいるといわれています。研究者たちによると、詳しく分析した結果、コーヒーを大量に飲んでいる人の血中の尿酸値は、飲まない人よりも低いということがわかりました。また、カフェインレスコーヒーを飲んでいる人のリスクは低減している一方、紅茶を飲んでいる人のリスク低減効果はなかったことから、コーヒーに含まれるカフェイン以外の何らかの成分に、尿酸値を低減させる効果があるのではないかと考えられています。
(Arthritis & Rheumatism 2007年6月号)
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by womanhealth-lab2 | 2008-01-01 21:26 | 海外の医療健康情報

Vol.57 カロリー密度の低い、野菜や果物などが健康的な減量に効果的


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米国・ペンシルバニア州立大学のJ.レディキー博士らの研究によると、減量ダイエットを成功させるカギは、カロリー密度の低い(量はあるがカロリーの少ない)野菜や果物を中心にした食事をとることにあり、炭水化物や砂糖、油脂・脂肪分などの高カロリー食品をカットすることだけに焦点をあてたり、総カロリー数を減らすことのみ意識したダイエットよりも効果的であることが明らかになりました。
博士らは、肥満気味で高血圧症のボーダーラインにいる629人の患者を、3グループに分けて実験を行いました。まず第1グループは、減量と食事のカロリー制限のためのミーティング・カウンセリングに18回参加するもの、第2グループは、第1グループの条件に加えてカロリー制限だけでなく食事の内容において、野菜、果物、低脂肪乳製品をそれぞれ一定量とることを指示されたもの、そして第3グループは最初のミーティングに一度参加するだけというものでした。その結果、第2グループの摂取した食物の量が一番多かったにもかかわらず、最も体重減が大きいことがわかりました。つまり、重さ当たりのカロリー数が少ない(カロリー密度が低い)食品をとることを実行したグループの方が、単に脂肪分カットなどの総カロリー数の制限を目標にしたグループよりも効率よく減量ができたのです。この結果を受けて、博士らは野菜や果物を中心としたダイエットは、食べる量が多く継続しやすい上に、食物繊維やミネラル、ビタミンなどの摂取も増やせるためにバランスも良く、こうした点からもおすすめのダイエット法だとしています。
American Journal of Clinical Nutrition 2007年5月号
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by womanhealth-lab2 | 2008-01-01 21:22 | 海外の医療健康情報