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Vol.28 高齢出産に朗報

c0079228_18433941.jpg南カリフォルニア大学のアン・スタイナー博士らの研究で50代の出産も若い女性の出産と同じぐらい母親になるのに適しているということが明らかになった。博士らは1992年から2004年までの間に不妊治療を受けて出産した30代、40代、50代、合計150人の母親に対して、身体的機能、精神的機能の適応状態と母親として育児ストレスを調査した。その結果、50代で出産した母親が30代、40代で出産したの母親よりも母親として能力が劣っていたり、高いストレスを経験しているという証拠はなかったという。博士らは高齢の母親に対する一般的な偏見が問題なのであり、事実として高齢の母親に能力的な問題があるわけではないことをこの研究は示唆しているとする。ただし、この研究の対象となった50代の女性の多くが年下の男性をパートナーとしていたことを付け加えておく必要があるかもしれない。

62nd Annual Meeting of the American Society for Reproductive Medicine  ASRM(the American Society for Reproductive Medicine ) Press Releases 2006.10.23
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by womanhealth-lab2 | 2007-02-09 18:43 | 海外の医療健康情報

Vol.27 心配性の人は早とちりして誤解を招く

c0079228_18404731.jpgイリノイ大学で心理学を担当するR.C.フラレイ教授は人間関係の愛着のスタイルと、表情変化の認識方法の関係を調査した。その結果、心配症の人はそうでない人に比べ変化の兆しを速く読み取りすぎ、そのことで他人の意図と感情を誤解しやすくなっていることを発見した(つまり、はやとちり)。教授は研究結果から、心配症の人は人間関係にいつも不安を感じていて、他人の表情が変化する兆しを素早く読み取ろうとしますが、性急な判断で相手の気持ちを読み誤り、そのことで対人関係上の衝突と誤解の悪循環を招いてしまうそう。皮肉なことに心配症の人に普通の人と同じ時間をかけて判断することを強制すると、普通の人よりも他人の感情を正確に読み取ることが出来たということです。心配性の人は、人の顔色をじっくり読み取るほうが、トラブルがないようです。
the Journal of Personality 8月号掲載予定のイリノイ大学ニュースリリース2006.7.17
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by womanhealth-lab2 | 2007-02-09 18:40 | 海外の医療健康情報

Vol.26  キレやすい人は息切れしやすい

c0079228_18363210.jpgハーバード大学公衆衛生学部のL.D.カブザンスキー博士らの研究によれば、敵意を抱くことが長期的には肺機能の低下と結びついているそうです。これまでも多くの研究で、慢性的な怒りや敵意が、心臓病のリスクを増加させることを明らかにしていますが、肺や呼吸機能の低下リスクとの関連を指摘した研究はこれが初めて。博士らは、670人の高齢者を8年間に渡って研究しました。研究では高齢者の呼吸器機能と共に、物事に対して憤慨する傾向や、シニカルさ、疑り深さなどの項目で、敵意の高さを測る質問調査が実施されました。その結果、何事にもこだわりのない、ゆったりした性格の高齢者に比べ、敵対心が強い高齢者は、研究開始時点から肺機能が弱く、その後の衰えも著しかったそうです。博士らによると、敵意は慢性的なストレスと同様に、ホルモンや神経のシステムを過度に刺激し続けることで、長い時間のうちに呼吸器系の炎症を引き起こしやすくし、肺気腫や慢性気管支炎を含む、慢性閉塞性肺疾患のリスクを引き上げているのだといいます。敵意を持つことが、肺の中でタバコの煙と同じように、炎症を悪化させ、さまざまな症状を引き起こす可能性が大きいと博士は結論づけています。

Thorax 2006年10月号私も何かと腹を立ててしまいましたが、休日ぐらいは敵意でできた炎症を消すために、リラックスして過ごします。
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by womanhealth-lab2 | 2007-02-09 18:36 | 海外の医療健康情報