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Vol.21 低脂肪の乳製品は高血圧予防になる

c0079228_8282268.jpgハーバード大学医学部のジョセ博士らによると、低脂肪の牛乳やチーズ、ヨーグルトなどの乳製品を日常的に食べている人は、高血圧症になりにくいことがわかったそうです。博士らは4797人の男女(平均年齢52歳)を対象に、毎日の食生活と血圧について調査したところ、調査対象者の中で乳製品摂取頻度の高い上位25%と摂取頻度の低い下位25%を比較したところ、摂取頻度の高いグループが、低いグループに比べ、高血圧である割合が36%も少なかったそう。さらに詳しく分析した結果、乳製品の摂取が多いほど最高血圧が低くなる一方、最低血圧には影響がないという結果に。またこの相関関係はカルシウム摂取量とは関係せず、飽和脂肪の摂取がより少ない者に多く見られたそうで、博士らはこれらの結果から、低脂肪乳製品を日常的に食べることが、高血圧症の予防になるだろうと結論づけています。 
Hypertension 2006;48. 6月号より
By 宇山恵子
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by womanhealth-lab2 | 2006-09-17 08:28 | 海外の医療健康情報

Vol.20 肥満は慢性C型肝炎ウィルス治療の失敗を招く

c0079228_822087.jpgミネソタ州メイヨー・クリニックのチャールトン博士らの研究で、肥満を改善することが慢性C型肝炎ウィルスの治療に効果があることが分かりました。博士らによると、肥満は単なる体重だけの問題ではなく、それが代謝にも関係していることから、それが重要なのだと主張しています。肥満は炎症やインターフェロン治療への反応の悪さなどに結びつき、特に非アルコール性脂肪肝を伴っている患者は、肥満によるリスクが大きいそうです。脂肪組織を減らすための減量は、潜在的な代謝のファクターを改善することにつながり、肥満したC型肝炎患者の治療に対する反応を改善するためにも、重要なステップであると博士らは話しています。

Hepatology 6月号より
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by womanhealth-lab2 | 2006-09-17 08:22 | 海外の医療健康情報

Vol.19 行動療法が不妊の女性の排卵回復に効果



c0079228_875378.jpgチェコのプラハで開催された学会で、アメリカ・アトランタのエモリー大学、サラ・ベルガ教授は、心理学的な介入が、卵巣機能の低下で排卵が止まっている女性の排卵回復に、効果があることを明らかにしました。教授らによると排卵が止まっている女性には、しばしばストレスに対処するために、過度のダイエットと運動に走る傾向があり、そのことがストレスに誘発されるホルモン(コルチゾール)レベルの増大につながり、これが視床下部性無月経の無排卵と関連しているといいます。そこでこれらの患者を、ストレス低減に効果があるとされる心理学的な認知行動療法を受ける者と、受けない者の8人づつ、2つのグループに分けて研究した結果、20週間後には認知行動療法を受けた者のうち、8人中6人が排卵を回復したのに対し、認知行動療法を受けなかったものは、2人しか回復しなかったそうです。博士らは不妊女性への効果的な療法の1つとして、ストレス低減のための認知行動療法が費用的にも安全面でも勧められるとして、更に大規模な実証研究を行うつもりであると発表しました。

認知行動療法…個人的な体験によって、その人の行動や考え方に大きな影響を与え、歪んだ認知、誤った物事の捉え方をしている場合に、それを修正する療法。行動的技法では、イメージトレーニング、ロールプレイ、スケジュール立て、主張訓練などを行い、認知的技法では、自分の過去を振り返り、歪んだ認知に影響している原因を探り、自分自身が歪んだ思考法をしていることに気づかせる。
the 22nd annual conference of the European Society of Human Reproduction and Embryology in Prague, Czech Republic on Tuesday 20 June 2006 より
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by womanhealth-lab2 | 2006-09-17 08:17 | 海外の医療健康情報

Vol.18 果物と野菜を食べることが骨塩量を改善する可能性



c0079228_7524883.jpg英国の研究グループが果物と野菜の摂取と骨塩量の増加に相関があることを明らかにした。英国、ケンブリッジの人間栄養研究センターのプリン研究員らのグループは212人の少年少女(16―18歳)、90人の青年女性(23-37歳)、134人の高齢の男女(60―83歳)を対象に骨塩量を測るための各種の測定と生活習慣調査、一週間の食事の調査を行った。調査の結果、少年少女と高齢女性に関して果物摂取と骨塩量に相関があることが明確になったという。青年女性と高齢男性でははっきりした結果は得られなかったが、特に少年期に関して果物と野菜の摂取が骨塩量の増加に繋がることが明らかになったことは、将来的な骨粗鬆症の予防の観点からも重要であるとしている。

骨塩量…骨粗しょう症は、骨塩量の減少によって、骨微細構造に異常が起きて、骨密度を低下させ、骨折などのリスクが高まる症状をさし、骨密度は、骨塩量を測定することで求められている。
American Journal of Clinical Nutrition. 6月号
By 宇山恵子
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by womanhealth-lab2 | 2006-09-17 08:01 | 海外の医療健康情報