米国シアトル・ワシントン大学のホーナング博士らの研究で、小麦色の肌を目指して行う日焼けには、タバコやアルコール飲料と同様に、依存症を引き起こす可能性があることがわかりました。 「紫外線による日焼けは皮膚がんなどを引き起こす危険性があるため控えるように」と、皮膚科医が何度アドバイスしても言うことを聞かない患者がいることから、日焼けせずにはいられないタイプの人がいるのではないかと推測したホーナング博士らは、385人の男女大学生を対象に日焼けに対する考え方や習慣と依存性を調べるための質問紙調査を実施しました。 これまでの研究で、紫外線には人に恍惚感を与え気持ちよくさせる働きを持つエンドルフィンなどの物質を、脳内で放出させる作用があることが発見されていますが、博士らの調査の結果、日焼けマシンの使用も含め、日焼けを頻繁に行う学生は、日焼けを目的とするために紫外線を浴びることをやめたくてもやめられない状態であること、またそうした学生が、アルコール依存など、他の依存症の学生と同じぐらいの比率で存在することを発見したといいます。 博士は、日焼けに対して依存症を引き起こすタイプの人間が一定の割合で存在していることから、日焼けマシンの使用や日焼けサロンに対してより厳格な規制が求められるべきであるとしています。 Journal of the American Academy of Dermatology 2007年3月
by womanhealth-lab2
| 2007-06-11 08:38
| 海外の医療健康情報
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