スコットランド・エジンバラのヘリオット・ワット大学のジェームス・ティモンズ教授らは、医学ウェブサイト『BMC Endocrine Disorders』に、「3分程度という短時間の全力疾走の自転車こぎ(エアロバイク)運動は、若者や中高年の血糖コントロールを改善する」という研究結果を発表しました。 実験は、平均年齢21歳の16人の健康な男性に、30秒間だけ全力で固定式の自転車(エアロバイク)をこいでもらうことを4回~6回、2週間だけ繰り返してもらい、血糖値や脂肪の量などを測定しました。 この実験の運動時間と運動量は、1週間で250キロカロリー、合計たった15分しか必要としなかったということです。 実験の前後では、血漿グルコースが平均12%減少し、血糖値が平均37%減少し、過剰になると細胞に悪影響を与える遊離脂肪酸の量が平均26%減少しました。 インシュリン感受性に関しても、通常の有酸素運動としても自転車こぎでは6%の改善だったのに対し、今回の全力自転車こぎ(エアロバイク)運動では、23%の改善を示しました。 この結果について、教授らは、今までの研究ではどんな運動をどの程度行えば糖尿病を予防、改善するのかあやふやだったことがごく少数の研究結果だが、ある程度数値を示すことができたことを評価。 さらに有酸素運動は時間がかかるという理由で、長続きしなかった忙しい人々のための肥満や2型糖尿病予防法として、注目すべき結果となるかもしれないと述べています。 Babraj JA, et al "Extremely short duration high intensity training substantially improves insulin in young sedentary males" BMC Endocr Disord 2009; 9: 3.
by womanhealth-lab2
| 2009-10-11 11:16
| 海外の医療健康情報
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